Based on a real story  - 邦画編 ⑤ -

実際発生した凶悪殺人事件をモチーフにして作られた国内映画 第5弾
「事実は小説より奇なり」



1億円以上の結婚詐欺と複数の男性を殺害し逮捕され、2012年4月に死刑判決を受けた木嶋佳苗。嘘が得意で、騙し取った金で家賃約22万円もする高級マンションに住み、ベンツを乗り回していたという。
時には偽名を用い、「父親は東大教授で、自らはピアノ講師、フードコーディネーターである」と語っていたという。2009年に発覚した首都圏連続不審死事件から着想を得て作られた「ソドムの林檎」
外見の美しさゆえに偽りの愛を受け、それを憎んで自らの顔を醜く整形する容疑者と、醜さゆえに愛されないと思い、美しい顔へと整形した雑誌編集者の対立を軸に展開するのだが…。
まずキャスティングのバランスが非常に悪い。これに尽きる。200分の大作の割に回想シーンが多く、テンポが悪く間延びし、寺島しのぶの鬼気迫る連続殺人の悪女を期待しただけに残念。
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1998年7月和歌山県園部地区で行われた夏祭において、提供されたカレーに毒物が混入され67人が腹痛や吐き気などを訴えて病院に搬送され、うち4人が死亡する。周囲で不審なヒ素中毒を含む22件、総額1億6000万円の保険金詐欺罪で同年10月に、現場近くに住む林真須美を逮捕。同年12月カレーへの亜ヒ酸の混入による殺人と殺人未遂の容疑で再逮捕される。
直接証拠がなく状況証拠のみで2009年5月最高裁にて死刑が確定するが、無実を訴え現在は再審請求中の和歌山毒物
カレー事件。保険金殺人がテーマで内容が酷似していると大きな話題となった監督・森田芳光、出演・大竹しのぶ、内野聖陽、西村雅彦、小林薫…錚々たるキャストの映画「黒い家」。
モンスタースプラッター系、心霊系よりは圧倒的に不気味なのに、なぜか笑いを入れようとする点など理解し難いところも多く、恐怖、笑い、全てが中途半端になってしまっている。
意図した安っぽい映像はリアリティを感じさせたのに、とことんホラー&サスペンスで突き進んで欲しかった作品。
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仕入代金の代わりに身体で払い、色仕掛けで稼ぐ土産物店、食堂店を営む小林カウ。次にホテル乗っ取り計画を企て、経営者の愛人として近づく。色仕掛けで仲間に引き込んだ雑用係大貫光吉と共謀し経営者夫婦を殺害。引き継ぎホテル日本閣を経営するが、相次ぐ失踪に警察の捜査が始まり、殺人罪で逮捕される。
逮捕後も男好きの小林の病気は治らず、取調官に「死刑だけはかんにんしてね」と愛嬌を込めて誘惑したという。1970年に死刑が執行され、戦後初の女性への死刑執行者となったホテル日本閣殺人事件をモデルとした「天国の駅」。
昭和の毒婦とされた小林カウをかなり美化し、吉永小百合が清純なお嬢様キャラを脱する初めて濡れ場・よごれ役を披露して、幸の薄い悲劇のヒロインを演じる。まだまだ若い吉永小百合、その美しさが演技の邪魔になっているとさえ感じる。
西田敏行、津川雅彦、丹波哲郎、三浦友和、白石加代子等と名優揃いの作品なのに、なかなか店舗に在庫がないのは、なぜだろうか。
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1974年大分県別府市の国際観光港第三埠頭で、1台の乗用車が海に転落。夫・荒木虎美が海面を泳いでいるところを救助されたが、妻、長女、次女の3人が溺死する。3人には月々の掛け金が数十万円の高額保険金契約が結ばれていた。
マスコミにも度々取り上げられ、事件から1か月後にワイドショー「3時のあなた」生出演。身の潔白を主張するも、出演ゲストの発言に激怒し、席を蹴って退場する。この番組生放送終了後にテレビ局裏で殺人罪容疑で逮捕される。別府3億円保険金殺人事件に創作のヒントをえて制作された映画「疑惑」。
またこれまで4度のテレビドラマ化がされる。主人公・白河球磨子を桃井かおりが怪演。その後いしだあゆみ、余貴美子、沢口靖子、尾野真知子らが演じる。
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by hello-rains | 2015-08-10 23:50 | 映画・書籍など | Comments(0)
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