Based on a real story  - 洋画編 ③ -

実際発生した凶悪殺人事件をモチーフにして作られた海外映画 第3弾
「事実は小説より奇なり」


1989年から1990年にかけて米国フロリダ州で7人の男性を次々と殺害したアイリーン事件。悲惨な幼年から少女時代を経て、娼婦として生きるアイリーン・ウォーノス。客から暴行を受け、逆に殺害してしまう。粗い気性や世間的な常識も欠如していることから職に就くのは難しく金銭的に窮し、売春をする術しか持たないことを知る。再び殺人を繰り返し連続殺人犯として逮捕され、死刑判決までを描く「モンスター」
終盤の裁判内容はティリア・ムーア発言記録になぞられたもので、監督・脚本のジェンキンスは、獄中のウォーノス本人と手紙や面会を相当回重ねたらしい。また稀代の美女と言われるシャーリーズ・セロンは、体重を10kg以上増やし、ボディラインを崩し、眉を抜き、まるでそっくりに女性殺人犯を熱演。おそらく前情報がなければ、同一人物とは分からない変貌ぶりで、見ていて痛々しい演技から殺人犯アイリーンさえ擁護してしまうほどです。多くの映画賞受賞も納得の佳品。
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第二次大戦直後、戦死した兵士の未亡人や婚約者たち、未婚の中年女性たちの心の隙間(ロンリーハート)に入り込み、次々と殺害して金品を奪う殺人事件が発生。殺人鬼カップル・レイ&マーサの手口としては兄妹と称して被害者に近づき、レイが肉体関係を結んで親しくなり、金品などを奪うというもの。しかしマーサの強い嫉妬心から、被害者女性を殺害し、犯罪は益々エスカレートしていく。最終的には21人以上を殺害したレイ&マーサ事件。この事件をベースに作られた「ロンリーハート」。監督・脚本を務めたトッド・ロビンソンは、レイ&マーサを実際に追い詰めた刑事の実の孫だという。作中の二人は美男美女ではあるが、事実レイは精悍なハンサムなのに対し、マーサは100キロを越える巨漢のデブであった。これが事実だから何とも、不思議である。ロンリーハートには気を付けようこれが事実だから何とも、不思議である。ロンリーハートには気を付けよう何とも、不思議である。ロンリーハートには気を付けよう
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1920年後半に発生したゴードン・ノースコット養鶏場連続少年誘拐殺人事件。少年を誘拐、監禁し自己の歪んだ性的欲求の捌け口に猥褻行為を行う。挙句に必要がなくなれば撲殺し生石灰で身体を溶かし骨を養鶏場周辺の砂漠に遺棄していた。また金銭目当てに同様な性的指向を持つ顧客に「貸し出し」していたという。誘拐、性犯罪、連続殺人、死体遺棄などゴードン曰く犠牲者は20人という。そのうち被害者の一人であるウォルターコリンズの母親を中心に警察不祥事も絡んだ、事件をモチーフにした映画「チェンジリング」。行方不明となった5ヵ月後、保護したと警察から連絡が入るのだが再会した息子は全くの別人であった。母親が警察にそのことを主張すると、精神異常者として強制入院させられる。決して諦めることなく、母親の強靭さをアンジェリーナジョリーが見事演じアカデミー賞主演女優賞を受賞。また年齢を重ねる毎に、より密度、パワーが増大しながら精力的に作品を撮り続けるクリントイーストウッド監督の79才の作品である。
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口元は耳の辺りまで切り裂かれ、まるで悪魔のような形相。上半身と下半身は切断され、丁寧に血抜きをし、綺麗に洗浄され切断面には血痕が見られない遺体が発見される。肛門と膣にはえぐり取られた大腿部小片が幾つか見つかり、胃袋には犯人のものと思われる人間の排泄物が詰め込まれていた。当初絞殺であると思われたが、生きたまま胴体を切断されることによる失血死であることが判明。
1947年ロサンゼルスで発生した未解決殺人のブラックダリア事件に着想を得て作られた映画「ブラックダリア」。作中では、猟奇的殺人事件の真相解明というより2人の警察官を中心に複雑に絡み合った人間模様を描いている。未解決事件のため真相は謎であり、着想を得たということからも登場人物の様々な過去を無理やり繋ぎ合せ、相関関係が絡み合い過ぎているように感じる。
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by hello-rains | 2014-11-25 00:44 | 映画・書籍など | Comments(0)
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