Based on a real story  - 邦画編 ② -

「事実は小説より奇なり」

18歳のときに強盗に入り服役することになり、女性受刑者を強姦するという松山刑務所事件の被害者となる。さらには高松刑務所でも同様に強姦被害に遭う。出所後、1982年に同僚だったホステスを絞殺。いわゆる松山ホステス殺害事件を起こし逃亡する。偽名、美容整形を繰り返し転々とする生活を過ごし7つの顔を持つ女と呼ばれた福田和子。公訴時効が成立する21日前に逮捕され、逃亡生活5,459日間にも及んだ事件を基に、独特の技法で描く阪本順治監督が、人との関わりが苦手で引きこもりの正子役に喜劇女優藤山直美を迎えて作り上げた犯罪映画。対照的に社交的で美人の妹役に牧瀬理穂のほか、佐藤浩市、大楠道代ら名優陣らが脇を囲む「」。事件とは多くの点で設定が異なるが、映画として非常に面白い一作。多くの映画賞を受賞しているが、もっと注目されるべき秀作。
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1945年から1950年にかけて太平洋マリアナ諸島に位置する東西の長さ約9キロ・幅3.7キロの孤島アナタハン島で発生した、多くの謎が残るアナタハン女王事件。1人の女が32人の男達と共同生活していくうちに、男性達がその女性を巡って争うようになり、男性が次々に行方不明になったり殺害されることになる。
戦後、大々的に報道され日本国内で「アナタハンブーム」が起こり、女性のブロマイドがとても売れたと言うほどの怪事件。この事件をモチーフに現在に置き換えて製作された「東京島」。リアリティーの無さ、過度な創作が冒頭すぐにわかる。実際の事件があまりにも怪事件の様相だったため、事実を忠実に映像化していたらと、2時間が惜しい作品。
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1988年11月から翌年1月の間に、東京都足立区綾瀬で起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件。猥褻誘拐・略取、監禁、強姦、暴行、殺人、死体遺棄事件の通称で、女子高校生をレイプした後、自宅2階の居室にて監禁。加害者が全て未成年者であり、犯罪内容が重大・悪質であったこと、犯行期間も長期におよび、監禁されていることに気づいていた周囲の人間も被害者を救わなかったことなどの点で社会に大きな衝撃を与えた事件。この事件を基に映像化した「コンクリート
薄っぺらく、淡々と死体遺棄へと向かう様は、映画としては面白くはない。鑑賞後は非常に悪い気分にさせられた。
映画化をめぐっては残虐性、必要性など物議が多く、上映反対意見もあったという。特別残虐なシーンだけで構成されてはおらず、事件の風化をさせないためには必要であっていいかとも思う。取り扱わないよう意見が寄せられTSUTAYAでは在庫を持ち合わせていない。
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1979年1月26日に大阪府大阪市住吉区万代二丁目の三菱銀行北畠支店(現三菱東京UFJ銀行北畠支店)に猟銃を持った犯人・梅川昭美が押し入り、客と行員30人以上を人質にした銀行強盗および人質・猟奇殺人の三菱銀行北畠支店篭城事件。
実行犯の名前から梅川事件とも呼ばれ、SATの前身である大阪府警察本部警備部第2機動隊・零(ゼロ)中隊により犯人は射殺され、最終的に事件解決するに至った。この事件に材をとった「TATOO[刺青]あり
事件自体は約十秒に省略されて、犯人の生い立ちから事件を起こすまでを描く。1982年の映画のため、時代を感じ、現在とのリアリティに欠く。山口組田岡一雄組長を狙撃して惨殺された鳴海清の愛人と梅川の愛人が同一女性だったという点も、作中で描かれている点が面白い。高橋恵子が綺麗です。
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by hello-rains | 2014-06-29 12:00 | 映画・書籍など | Comments(0)
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